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血液、産道を介した垂直感染とバルトレックス

感染症というのは、ウイルスや細菌といった病原体が、体内にしのびこむことによって発症する病気を総称していいますが、このような病原体の感染経路としては、大きくは水平感染と垂直感染が挙げられます。
水平感染は、感染源から直接周囲にウイルスなどの感染が拡大するものをいいます。たとえば他人のくしゃみからウイルスの入った飛沫が伝わり、周囲に居た人が口からそれを吸い込んだことによって体内に感染させてしまうようなもので、かぜやインフルエンザをはじめとする多くの感染症は、この水平感染ということになります。また、性行為のような他人との粘膜の接触を通じて感染する、いわゆる性感染症なども、通常はこちらの方式での感染となっています。
これに対して、垂直感染は、母子間での感染となります。もう少し細かく見ると、胎盤を通じて血液から感染が進行してしまうもの、胎児が産道を通るときに産道にいたウイルスなどが付着することで感染するものなどが考えられます。
性感染症である性器ヘルペスなども、通常であれば性行為の結果としての水平感染ということになりますが、母親が性器ヘルペスの患者であるような場合には、産道にウイルスがひそんでいて、子供に垂直感染してしまうこともあるのです。成人のヘルペス感染症の治療については、バルトレックスのような特効薬となる抗ウイルス薬が開発されていますので、はやく治療をしておくことが望まれます。
妊婦が性器ヘルペス感染症である場合、子供は新生児ヘルペス感染症とよばれる病気にかかってしまうおそれがあり、軽いものであれば皮膚や眼の周囲、口内の粘膜に水ぶくれができる程度ですが、重い場合には呼吸困難や発熱、けいれんなど、全身に症状が及び、ときには生命の危険も出てきます。